きっかけは自分が乗るＷ１ＳＡのために自作したセミトラユニットです。

ＣＢ750，CB72、CB250、Z2等多くの２ポイント車種でも作動確認でき、期待以上の効果が確認でき、3ポイント用のリクエストもありましたので新たに製作、出品しました。

バッテリー点火、3ポイント、3コイルのバイクに対応のセミトラです。

昔は多くの社外のセミトラが販売されていましたが、今では外国製のものか、小さなところでしか販売していなくなりました。
また、故障の原因のほとんどは、トランジスタ（ＦＥＴ）の発熱です。
大量生産、販売目的の製品は当然原価計算して安い部品を使用しますので小さな数値のＦＥＴを使用します。
安いＦＥＴを使用すれば、もちろん作動しますが、電圧等のマージンが少ないので発熱し故障しやすくなります。
大手Ｎ電子等のセミトラ、フルトラユニットに放熱板がついているのはそのためです。

このセミトラは自分のために設計製作したものなので、キャパシティは最大限にとっています。

使用するメイントランジスタは 3枚目の画像の、東芝製ＭＯＳＦＥＴ ２ＳＫ２９６７です。
このＦＥＴはドレイン耐電圧２５０Ｖ ドレイン最大電流３０Ａ、なのでかなりのマージンを取ってあります。また、オン抵抗が０，０４８Ωと、安価なトランジスタの３分の１です。つまり、ほとんど発熱しません。

作動確認時、ＦＥＴに触っていますが、人肌ほどにもなりませんでした。 残念ながらこのFETをはじめ、東芝製のFETは製造中止になっています。
もう廃番のFETなので当方の在庫のみとなります。
その他の部品も、全てコストではなく安定性重視で選び製作しました。

ちなみに使用しているパーツは全て秋葉原、ラジオデパート、および若松通商で入手しています。
信頼のメイドインジャパンです。

よって、基板に製作後、ケースに固定し振動対策でシリコンで埋めていますが、放熱は考慮していません。

自分のＷ１ＳＡにつけて約60000ｋｍ、10年ほど使用し、評判の振動にも、たび重なる真夏の走行にも全く問題なく耐えてきましたので、欲しい方にと思い出品いたしました。

旧車に関する考え方はさまざまですが、本来ポイントが一番だと思いますが、部品の入手、調整の面倒、その他経年劣化などで、現在、普段乗りするなら、電子機器による点火装置も必要だと考えています。

では、フルトラにすると、多くの旧車は発電量が考慮されていないので、夜間走行すると発電がマイナスになり、バッテリーが上がる可能性があります。

ＣＤＩにすると、一番省エネですが、大幅な改造が必要になります。
何より決定的な問題は、フルトラもＣＤＩも万一の故障時、ポイントを残せないため、自走することが能になります。
修理も製作者にしか直せません。

セミトラは、3箇所の配線に割り込ませるだけなので、万一故障しても、配線を戻して、ポイント式で自走できます。
自分が旧車にセミトラが一番と考えるのは以上の点からです。

よく言われる、始動性向上、トルクUP、アイドリングの安定に、市販の回路と違うためか、かなりあります。
というか、購入された方が口をそろえてそうおっしゃります。
排気音も変わります（笑）。

ケースは軽量なプラスチック製です。
サイズは100×65×25です。
金属製は振動等でショートする可能性があるためです。
見た目重視の部分はどこにもありません。
すべて性能重視の製品と自負しています。

何か質問等ありましたら入札前に質問欄からお願いします。

一つ一つ、一生懸命作りました、また、完成時念入りな作動確認をしています。
しかし、オールハンドメイドなので、万一の故障時は勘弁してください。

内部はシリコンで埋めてありますが、完全防水が目的ではありませんので、取り付け場所ご配慮ください。

取り付けに関して、ポイントの調整交換程度のスキル、配線のギボシが自分で作れる方なら自分で出来ると思います。
配線は非常に簡単ですが、取り付け説明書は同封します。また落札後の質問等には誠意を持ってお答えさせていただきます。

（各車種ごとの配線の色等は判りませんのでお答えできません。）

ただ、取り付けされる方のスキルは、こちらでは全く判りませんので、基本的に落札後はノークレームノーリターンでお願いします。

発送は宅急便コンパクト、またはレターパックプラス(どちらも送料)です。

どちらで発送するかはこちらで決めさせていただきます。

おかげさまでＷ１のクランクＯＨで知られる、Ｕ－クランク 様からも紹介して頂きました。また、雑誌、ストリートバイカーズでもマキトラとして紹介、取り付けていただいて喜んでもらっています。高い評価を頂きありがたいです。